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泉熱—(所謂異型猩紅熱)—
兒玉 威
1
1神奈川縣衞生研究所
pp.28-31
発行日 1951年3月10日
Published Date 1951/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200053
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1927年5月金澤市に臨床上猩紅熱に似た發疹性の熱性疾患がぼつ發し,泉仙助教授がこれを詳細に報告して以來,現在までにこの疾患の集團發生報告例は50件近くに達している。この疾患に對し「いわゆる異型猩紅熱」なる病名が好んで用いられてきたが,昨年本症研究委員會(委員長内田三千太郞博士)に於て本症を泉熱(いづみねつ,腺熱と異なる)と稱することに決つたが,まだ學會の最後的承認を得たわけではない。
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