活動報告
保健師と大学教員の共同研究が実践活動にもたらした成果―地域における育児支援活動をとおして
大須賀 惠子
1
,
白石 知子
1
,
片岡 泉
2
,
玉置 祐子
2
,
青谷 雅世
2
,
大澤 功
3
1愛知県立看護大学地域看護学
2額田町役場健康福祉課
3名古屋大学総合保健体育科学センター
pp.1160-1165
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100219
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はじめに
平成11年度から,愛知県額田郡額田町において,4年次学生の公衆衛生看護学実習受け入れとともに,町と愛知県立看護大学(以下大学とする)の協働の動きが始まった。
具体的には,平成12年8月,大学の教員・学生らが,町の協力を得て,額田町全5か所の保育園に通う3歳から6歳の子どもをもつ母親に対して「育児不安」の調査を行った。その結果,育児不安には,夫の役割・家庭機能との強い関連がみられた1,2)。また,従来から指摘されているように育児不安と児童虐待との関連性が認められた3,4)。
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