特集 聴診器を看護にどういかすか
訪問看護活動の中で聴診器を考える
新津 ふみ子
1
1新宿区立区民健康センター
pp.173-177
発行日 1984年2月1日
Published Date 1984/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923002
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はじめに
患者宅を訪問し,いかがですかと問いかけながら,‘おや,今日は顔がむくんでいるようだな,いつもと違うな’と感じた時,私たちは,他の部位に浮腫はあるか? 排泄量は?水分量は?服薬は?睡眠は? 生活の中での変化は?と触診や問診をしながら問題点を明確にしようとする.
この時のバイタルサインのチェックとしては,脈拍・血圧を測定し,呼吸の状態に気をとめてみることが普通に行われていることである.
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