カラーアトラス 褥創・23
褥創の手術[2]—筋皮弁法(musculocutaneous flap method)
大谷 清
1
1国立療養所村山病院整形外科
pp.1206-1207
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922885
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この方法は仙骨部,坐骨結節部,大転子部に発生した褥創に対して適応となる.仙骨部,坐骨結節部褥創に対しては大殿筋を使用する.皮膚,皮下脂肪とともに大殿筋皮弁を作製する.大殿筋および皮膚を栄養する上殿動静脈,下殿動静脈をできるだけ損傷しないように筋皮弁を作製することが大切である.この大殿筋皮弁を仙骨部あるいは坐骨結節部の褥創切除部へ反転して縫合する.
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