外来ナーシング・カンファレンス・8 ライフプランニングセンタークリニックにて
最低血圧の低値をもつ患者の外来診療—上手な病歴の取り方
日野原 重明
1
,
九岡 久美子
1
,
松島 たつ子
1
,
松井 伸子
1
,
吉見 久子
1
,
吉田 友子
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.1166-1168
発行日 1982年10月1日
Published Date 1982/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922873
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患者は医師に話すこととナースに話すことを自分で仕分けしているから「ほかに何かありませんか」とさし水をするとよい
松島 朝のカンファレンスを始めます.
今回は,先週出ました小○き○さん,77歳の女性.血圧を測っていて,ゼロまで聞こえるということで,この方の高血圧は大動脈閉鎖不全ということがすぐわかった患者です.この患者さんは,最近,胸骨の中央からのどにかけて,締めつけられるような,焼けるような感じの発作があるという訴えをされたのです.発作は1分ぐらいでおさまってしまうこともありますし,長いときは20分ぐらい続くということです.
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