外来ナーシング・カンファレンス・7 ライフプランニングセンタークリニックにて
血圧の自己測定から発見された高血圧の訴え—患者の問題を引き出すためのスマートな会話の仕方
日野原 重明
1
,
九岡 久美子
1
,
松井 伸子
1
,
松島 たつ子
1
,
吉見 久子
1
,
吉田 友子
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.1044-1048
発行日 1982年9月1日
Published Date 1982/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919660
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家庭で血圧を自己測定した高齢の婦人が高血圧を訴えてきた左は180/80,右は最底血圧がゼロ
吉見 今日の事例は,77歳の女性の小○き○さんです.初診が2か月前です。20年ぐらい前から高血圧だと言われ,高いときに服薬をする治療を続けてきました.○年の暮れごろから起床時のめまいとか,疲れやすい,肩こりという症状があって,こちらへ来ていました。検査の結果では,高脂血症と動脈硬化があるということで,特に問題ございませんけれども,血圧はお孫さんが家に来たりなんかすると,一時上昇するということで,自己血圧測定を始めました.
日野原 どこで血圧の測定法を習いましたか.
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