外来ナーシング・カンファレンス・10 ライフプランニングセンタークリニックにて
インタビューによる患者の問題の整理—患者の生活像のとらえ方と生活指導の仕方
日野原 重明
1
,
九岡 久美子
1
,
松井 伸子
1
,
松島 たつ子
1
,
今村 久子
1
,
吉田 友子
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.1404-1408
発行日 1982年12月1日
Published Date 1982/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919737
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患者さんに自分のプロブレムをメモしてきてもらうとインタビューが明確にできます
松島 木曜の朝の会を始めたいと思います.きのう初診で来られた馬○精○さんという72歳の男性です.この方をインタビューした吉田さん,概略を話してください.
吉田 この方は私立大学の漢学の教授で,10年前までは裾島県の若松市から通勤されていたのですが,お年が72歳と高齢ですので,10年前からこちらに住んで,1週間に3日,1日6時間の講義をしています.5,6年前から足が重くなって歩行困難になり,心臓も悪くして入院もしたようです,そういう入院がきっかけとなり,体力に自信がなくなったようです.その自信のなさが,何か今の症状をいろいろ引き起こしているようです.
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