外来ナーシング・カンファレンス・4 ライフプランニングセンタークリニックにて
薬の副作用に対する患者の戸惑い—看護婦としての患者への対応の仕方
日野原 重明
1
,
九岡 久美子
1
,
吉見 久子
1
,
松島 たつ子
1
,
三角 政子
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.436-443
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922765
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問題のある神経質な患者へのナースの対応
日野原 今日は4回目ですが,みなさんのだれか,検討すべきケースをお持ちですか.
三角 28歳の男性のケースです.主訴は,全身が眠くなるような感じと,ものを言うときにろれつが回らない,体がだるいということです.もうひとつは,排ガスに対する異常な心配です.それが日常生活でも気になってしようがないことを訴えてきた人です.ここに来る前に,もう1か所病院を受診していて,そこでは十二指腸球部に変形があって,潰瘍の疑いがあるということで.処方されていた薬は,潰瘍の薬が2-3種類と,それからマイナートランキライザー(セルシン)が1日60mgだったそうです.
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