外来ナーシング・カンファレンス・6 ライフプランニングセンタークリニックにて
糖尿病患者へのアプローチの仕方—薬物療法に不信感を抱いている患者をどう説得するか
日野原 重明
1
,
九岡 久美子
1
,
吉見 久子
1
,
松島 たつ子
1
,
三角 政子
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.924-928
発行日 1982年8月1日
Published Date 1982/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922847
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
食事療法が基本だと最初に言われたために薬に抵抗を示す患者のケース
松島 今日の患者さんは,福○慶○さん,47歳糖尿病の患者です.このクリニックに最初に来られたのは,今年の1月8日です.その2年前から,体重が10kg減ったこと,口渇,多飲,多尿,それから手足がジンとしびれるような感じがするということを主訴として来られました.
ひと通りの検査の結果,糖尿病であるということがわかりました.空腹時血糖が237mg/dl,ブドウ糖50g,経口負荷30分後が391,1時間後が422,2時間後が355ということでした.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.