フレツシュ婦長
二戸幸子さん—代々木病院救急病棟
本誌
pp.1081
発行日 1982年10月1日
Published Date 1982/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922855
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1981年6月に救急病棟開設,同年10月に新任の婦長となる.スタッフは14名,べッド数12.午後3時から翌朝9時までの間に救急で入院する患者は,すべてこの病棟でーたんは受け入れる.入院後48時間で,重症で動かせない患者以外は,それぞれの専門各科へ送り出す.
「救急で入る患者さんは,自分がどうなっているのか理解できず,またこの先どうなるかもわからないため,大きな不安をもっています.まずこの不安を取り除いてあげるのが私たちの大切な役目でしょう.開設されてまだ日も浅いので,救急病棟での看護のあり方などを探っているような状態です.ただ基本的には,救命の技術だけではなく,救急といえども日常生活への援助はなおざりにしてはいけない,と考えています.3交代でスタッフのすれ違いも多く,それでいて救命処置まで含む広範な看護をカバーしなくてはならないので,スタッフのチームワークを第一に心がけています」
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