リハビリテーション・その現状
代々木病院リハビリテーション科の管理と運営
二木 立
1
1代々木病院リハビリテーション科
pp.277-281
発行日 1980年3月1日
Published Date 1980/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207118
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代々木病院は東京都渋谷区にあり,内科,外科を中心に18科,270床を有する財団法人立の中規模一般病院である.創立は1946年で民間病院としては比較的古い,しかし,リハビリテーションに意識的に取り組み始めたのは1974年度からで,まず,内科病棟の看護婦が,専門職も専門設備も全くない中で,"そこに患者がいるから"という現実を前にして,やむにやまれぬ気持からほとんど独力で取り組んだ.その後,現在まで6年の間に,順次,リハビリテーション医,ソーシャル・ワーカー理学療法士(3人),作業療法士が参加し,現在では,看護婦も含めて総勢25人のリハビリテーション・チームを形成している.また,78年度からは30床のリハビリテーション専門病棟も開設している.
常勤の理学療法士,作業療法士がいなかった時点でのリハビリテーション科の管理・運営については,すでに本誌などで紹介した1,2).今回は,常勤の理学療法士,作業療法士を抱えるとともに,専門病棟を有するに至った段階でのリハビリテーション科の管理と運営の現状と問題点を報告したい.
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