学生の眼
事例研究/‘死を目前にした人に導かれて’を読んで
岡田 綾子
1
1群馬大学医療技術短期大学部看護学科
pp.915-918
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922790
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はじめに
終末期患者とその家族に対して,どのような援助が必要なのか.そして死に至る病を本人に知らせるべきかは,現在の看護界の大きな課題になっている.
死を目前にした患者の,極限状況を生きる苦しみを分かち合い,支えてゆくことの重要性と同時に,患者に導かれ,患者と共に闘ってゆく‘関係の仕事’としての看護のありようが最も問われるところでもある.
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