特集1 “食べる行為”への援助
ロから食べることの意味は何か
室伏 君士
1
,
村本 和子
1
1国立療養所菊池病院
pp.386-390
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922757
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年は輸液,経管栄養などの発達は目覚ましく,臨床で簡便に適用されている.しかし私どもは持続的経管栄養の患者を見るとき,なるほど生命は保持されているが,そのために人間性(人間らしさ)が,徐々に減弱してゆくことにも気づいている.そこで口から食物を食べることの意義を,日常の経験から改めて振り返ってみよう.さらにたとえやむをえず経管栄養を行っているときでも,同時に心がけてゆくべきことなどを指摘してみよう.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.