ベッドサイドの看護
透析を受け入れにくかった患者への援助
江口 里美
1
,
倉沢 タツ
1
1国立療養所神奈川病院3病棟
pp.948-951
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922688
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1973年透析療法に厚生医療が適用されて以来,慢性腎不全による長期透析患者は増加の一途をたどつている.それまで対象外であった糖尿病性腎症,老人,小児,結核患者にも適応範囲が広がった.当院も1972年腎センターが設立されて以来,146名の患者に透析療法を行ってきた.
腎センターには隔離設備がないために,結核菌陽性の患者は結核病棟個室において血液透析を行い,結核菌培養陰性化3か月後には腎センターで行っている.これらの患者は,当施設が結核療養所であるため他の病院より紹介されてくるケースがほとんどである.
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