ベッドサイドの看護
拒否反応と合併症のある腎移植患児への援助
岡田 十寸穂
1
,
須永 登女
1
,
徳平 裕子
1
1東京都立清瀬小児病院
pp.382-386
発行日 1980年4月1日
Published Date 1980/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922663
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
小児の末期慢性腎不全患者の治療は,人工透析により効果を上げているが,最終目標として,近年腎移植が広まってきている.
当院でも,1976年1月から1978年3月までに20例の腎移植が行われ,その腎生着率,患者生存率は極めて良好な経過をたどっている.私ども看護婦も看護にあたり,医師から臨床講義や,指導を受け,また独自の学習会をもってきたが,腎移植に関する資料も少なく,最初は試行錯誤の看護であった.しかしこれまで20例の看護を経験した中から,1事例を取り上げ,拒否反応および合併症の看護の実際を述べ考察を試みた。
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.