グラフ
21世紀に向けて,社会福祉のスペシャリストに—「介護福祉士」をめざす鹿児島城西高校社会福祉科
岩下 守
,
本誌
pp.14-19
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922169
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私たちがロビーに待機していた時,通りかかる生徒や職員の方がみな「こんにちわ」と頭を下げて通っていった.それも私たちのいる場所とは反対側の所からである.挨拶するのは当たり前のことだが,とかく忙しさに紛れていると,挨拶するゆとりすらなくなってしまうことが多いだけに,なんとなくのんびりした学校の雰囲気と,挨拶の声が新鮮なものに感じられた.
JR鹿児島本線の終点,西鹿児島駅から列車で20分足らずの伊集院駅.そこからタクシーに乗ると約5分,歩いても20分ほどのところの小高い丘を中心に鹿児島城西高等学校のキャンパスは広がっている,丘の一番高いところに体育館と本校舎があり,そこからグラウンドと実験農場,さらにその下には,男,女の各学生寮と食堂などが設けられている.
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