連載 水引き草の詩(うた)—ある看護教師の闘病記・7
患者が耐えねばならぬもの—羞恥心とのたたかい
藤原 宰江
1
1岡山県立短期大学
pp.1014-1018
発行日 1988年10月1日
Published Date 1988/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922112
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闘病がもたらす試練5つの体験をとおして
重篤な病気を引き負うことになった患者には,病を癒すために耐えなければならないものが幾つもある.その多くは,病床不安といわれるものであったり,診察に伴うトラブルであるが,生殖器や排泄器官に問題がある時は,自分の存在を揺るがすような“恥”という脅威とも闘わなければならない.
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