連載 ワットさんのペーシェントロジィ[今,患者が主役の時代]・7
明るく楽しく美しく
ワット 隆子
1
1あけぼの会
pp.1010-1013
発行日 1988年10月1日
Published Date 1988/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922111
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紫色のカーペット
日本看護協会千葉県支部に招かれて,6月9日と16日の2週続けて県の看護会館へ行って来た.4月から職場に出た県下の新米看護婦さんたちばかり,中に再就職者,看護士も数人混じっていたが,1度に300人近く,合わせてざっと600人もの人たちの研修会で講演をした.
看護会館は海岸沿いにあって築工2年の新しさ.素晴らしく気持ちのいい2階建ての建物だったが,驚いたのは2階の講演会場(300人収容)の廊下のカーペットが紫色,そして扉の色もカーペットにマッチさせた濃い紫だったことだ.紫にはいろいろあって選び間違えると○○ランド調になりかねないが,こちらの紫はソフトで上品で清々しい紫,私は見た瞬間,これを選んだ人は‘ただもん’じゃあない,と察しをつけ,楽しくなってきた.
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