学生の広場
学びのプロセスで変容した看護する私の手
石上 初美
1,2
1香里ヶ丘看護専門学校
2現在,東和会病院混合病棟
pp.168-170
発行日 1988年2月1日
Published Date 1988/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921921
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■はじめに■
准看護婦として勤務していた病院は,救急病院ということもあってか,“技術中心”の看護が行なわれ,それがそのまま看護婦の評価となっていた.ケアを行なっていくためには,技術は欠くことのできないものであるが,その底辺には看護するものの“心”,“精神”が必要だ.
忙しい業務の中では,処置や時間に追われ患者とゆっくり話すことができない.そんな中にあっては,患者の立場に立って考えることは難しく,医療者側からの押しつけの看護になっていることが多い.そしてそれに気づく間もなく,1日の仕事を片付けていく.
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