インフォメーション 新しいナーシングケアのために
サイクロスポリンA
柏原 英彦
1
1国立佐倉病院第一外科
pp.983
発行日 1985年9月1日
Published Date 1985/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921177
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病気やケガにより,欠損・障害・機能不全に陥った組織・臓器を,他人の健常なものと置換することを同種移植という.この際,最大の問題である拒絶反応を防止するためには,組織適合性(HLA)と免疫抑制剤が重要である.
免疫抑制剤は,1950年代からアザチオプリンとステロイドが主役をなしてきたが,1978年にサイクロスポリンA(Cyclosporine A;CsA)が登場し,すべての移植分野で好成績を収め,‘移植時代の再来’を迎えている.
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