今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
皮膚科領域の薬の使い方と治療
シクロスポリン
石井 則久
1
,
田村 暢子
1
,
竹川 恵
1
1横浜市立大学医学部皮膚科
pp.748-750
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905066
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ポイント
●シクロスポリンの皮膚科での適応は,重症の乾癬である.
●適応除外は腎機能障害,肝機能障害,高血圧,活動性感染症,悪性腫瘍,妊婦,授乳婦などである.
●用法は最高量を5mg/kg/日とし徐々に減量するか,3mg/kg/日から開始し適宜増減する.
●シクロスポリン血中濃度(トラフレベル)を200ng/ml以下にする.
●主な副作用は腎機能障害,肝機能障害,高血圧である.
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