特集 内科診療にガイドラインを生かす
循環器疾患
心筋梗塞
郷原 正臣
1
,
木村 一雄
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター
pp.40-44
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107076
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
急性心筋梗塞の診断・治療に関する国内外のガイドラインが,日本,米国,欧州から学会を中心に作成されている(表1).日本では日本循環器学会を中心に2008年に「急性心筋梗塞(ST上昇型)の診療に関するガイドライン」が,2012年に「非ST上昇型急性冠症候群の診療に関するガイドライン」が発行されている.米国では米国心臓病学会(ACCF)と米国心臓協会(AHA)から2013年に「2013 ACCF/AHA Guideline for the Management of ST-Elevation Myocardial Infarction」が,欧州では2012年に欧州心臓病学会(ESC)から「ESC Guidelines for the management of acute myocardial infarction in patients presenting with ST-segment elevation」が発行されている.また,心肺蘇生の領域では2010年にAHAが「2010 American Heart Association Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care」を,日本蘇生協議会が「JRC蘇生ガイドライン2010」を発行している.なお,欧米のガイドランの改訂と,近年のエビデンスを踏まえて日本循環器学会では「急性心筋梗塞(ST上昇型)の診療に関するガイドライン」の改訂を2013年度内に予定している.
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