特集 心臓病のリハビリテーション—看護の果たすべき役割を探る
狭心症患者のリハビリテーションと看護上の問題
藤井 八重子
1
,
蓮井 加代子
1
,
大田 政代
1
,
堀田 菜穂美
1
,
下本 幸江
1
1関西医科大学付属病院CCU
pp.895-900
発行日 1985年8月1日
Published Date 1985/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921156
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不安定狭心症
CCUに収容される狭心症は,WHOの狭心症の病型分類(表1)に示されるごとく,不安定狭心症である.不安定狭心症とは新たに起こった労作狭心症,増悪した労作狭心症,安静狭心症の3型をさす.
このような不安定狭心症は急性心筋梗塞症や突然死へ進展する可能性の強い狭心症であり,CCUでの厳重な管理と治療が必要である.そこでまず,不安定狭心症のリハビリテーションについて論じる前に,不安定狭心症から急性心筋梗塞症へ移行する危険について述べる.
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