Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
心筋梗塞
Myocardial Infarction
石村 孝夫
1
Takao Ishimura
1
1北野病院循環器内科
pp.672-673
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900528
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- Abstract 文献概要
・急性心筋梗塞の診断には問診がとくに重要.約半数に前駆症状としての不安定狭心症を認める.
・15分以上続く前胸部圧迫感,絞扼感で,頸部,左上肢へ放散する.狭心症と違いニトログリセリン錠の舌下は無効か,胸痛が少し軽減するのみである.
・最も頻度の多い随伴症状は冷汗,ついで嘔気,不穏で,解離性大動脈瘤が輾転反側する「動」の痛みであるのに対し,じっと目をつぶってこらえる「静」の痛みである.
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