グラフ
1日19時間を生きる人たちのために—名古屋・新生会第一病院の透析医療にみる看護の発展
細野 容子
1
,
本誌
1新生会第一病院
pp.376-381
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921047
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
週3回,1日が19時間の人生を送っている人たちがいる.不足分の5時間は,生きていくための代価として透析療法に費やされる.ベッド上で左手を差し出したままほとんど身動きもせずに,じっと時が過ぎていくのを待つ.この退屈で不自由な時間に,透析者たちは終生耐えていかなければならないのだ.
もし自分が同じ立場に置かれたら,と考えないわけにはいかない.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.