医師会の地域活動・1
名古屋市医師会
井土 修次
1
1名古屋市医師会
pp.60-61
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205765
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保健衛生活動■
社会構造,疾病構造,医療構造の前進,発展に伴って,医療の高度化・普及化の趨勢は市民の健康教育をして,近代医療の円滑な運営のための必須条件の一つとさせてきている.これまでは市内各区の名古屋市医師会各支部単位で,保健所における1歳児・1歳半児・3歳児健診,成人検診,胃検診読影などの健康管理への参加のほか,区内一般住民,老人会,婦人会等に対して講演会,健康相談,検診事業等を担当してきたが,昭和52年度は名古屋市医師会館の新築落成に伴い,本会館において全市的市民を対象として,成人病,精神神経症,産婦人科疾患,小児疾患,ガンの周辺などについて,市民健康講座を大々的に開催した.また,市衛生局との共催により「脳卒中の予防と看護展」を開催し,脳卒中の予防と治療,さらに看護にわたる映画,講演,健康相談,看護要領,看護用具の展示等の総合的な催しを開いた.
これらの事業に当たって,開催者側にとって頭を悩ますのは,参加者の動員の問題である.市当局の協賛によるものには,行政には動員力があるので多数の参加者が得られ,前者健康教育シリーズも新聞社と提携共催で開き,ある程度の成功を得た.
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