グラフ
人工透析で生きる—名古屋クリニックLCUの夜間透析を訪ねて
八木 保
,
本誌編集室
pp.546-551
発行日 1977年6月1日
Published Date 1977/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918160
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人工腎臓の開発によって慢性腎不全は不治の病ではなくなった.1966年には全国でわずか48台しかなかった人工腎臓が1976年には7822台にまた人工透析を受けている患者も1968年の215人から1976年には1万5675人に増えている(人工透析研究会調べ).またかつては7時間かかった1回の透析時間も今では4時間30分ですむようになった.
慢性腎不全は‘人工透析が30%生活管理が70%’といわれるように徹底した自主管理の生活がベースになる.いわば病気との平和共存の人生なのである.
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