CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・40
睡眠—眠れる夜のために
小野寺 綾子
,
看護ケア再検討グループ
pp.372-375
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921046
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熟唾した後の目覚めは,スッキリ気分爽快で,1日の活力がふつふつとわいてくる.ところがなかなか眠れず,眠ろう眠ろうと焦ると,逆にいろいろな光景──特に日ごろ気にかけていること──が浮かんでは消え浮かんでは消えてまんじりともできず,そんな一夜を過ごした後は,体がだるく頭重感が残り,不快な気分でベッドから離れにくい.
特に患者にとって病院は,熟睡できる生活環境とはいい難い.病院の規則によつて,入院前の生活リズムとは異なる起床・就床時間に従わざるえない.また,看護婦の巡視時の足音や交替時の話し声,重症患者に使用されている医療器機の音などなど,病院特有の騒音が絶え間なく聞こえる.
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