特集 救急医療と看護の対応—患者・家族とのコミュニケーションを中心に
飲酒者,薬物中毒者,自殺者への対応
中村 恵子
1
,
山田 洋子
1
1杏林大学医学部付属病院救命救急センター
pp.62-67
発行日 1985年1月1日
Published Date 1985/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920976
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はじめに
救急医療における看護の役割は,急性の病像を呈して来院する患者に良いコミュニケーションをとりつつ,いかに対応するかであろう.
われわれは毎日,次から次へと来院する年齢も病像も違う患者に,どのように対応するのが良いのだろうかと四苦八苦している.これは,予約入院や慢性疾患患者との対応では経験し得ないことである.看護婦—患者の対応にはある時間を必要とするが,良い対応は必ずしも時間に比例する訳ではない.
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