特集 救急医療と看護の対応—患者・家族とのコミュニケーションを中心に
熱傷患者へのアプローチ—ICU症候群および気道熱傷を伴う2事例の経験から
佐伯 陽子
1
1聖マリアンナ医科大学病院救命救急センター
pp.55-61
発行日 1985年1月1日
Published Date 1985/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920975
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はじめに
熱傷は私たちの身近に起きる,ありふれた疾患であり,ほとんどの人が程度の差こそあれ,1度や2度は体験している,熱傷の治療法が急速に進歩したことにより,広範囲熱傷患者の救命率は向上している.
その原因は様々であり,その経過も多彩である.多数の事例の中からICU症候群様症状を呈した2事例をあげる.
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