Coffee Break
飲酒者の血中トリプシン
pp.458
発行日 1982年4月25日
Published Date 1982/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113078
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Temlerらによって開発された血中トリプシン様免疫活性を測定する方法が現在膵炎診断に広く用いられるようになってきた.
Adrianらによれば,慢性膵炎で脂肪性下痢を伴う患者の空腹時血中トリプシン値は極端に低値を示し,脂肪性下痢を伴わない慢性膵炎患者では正常値を示すという.そこで,食餌負荷を行うとどうだろうと気になるが,AdrianらやLake-Bakaarらによれば,余り有意の結果が得られないということである.
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