特集 呆けの老人と家族が求める地域看護—呆け老人をかかえる家族の会・千葉支部の活動を通して
急性期における訪問看護の有効性と限界
小谷 英子
1
1千葉勤医協稲毛診療所
pp.1152-1155
発行日 1984年10月1日
Published Date 1984/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920901
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増えつつある呆け老人を抱えた家族からの訪問依頼
当診療所は職員数10名(うち看護婦4名)の無床診療所である.当診療所では,10年前より地域に住む寝たきり患者(主に脳卒中後遺症)を対象に,訪問看護を行ってきている.ここ数年,呆け老人を抱えた家族からの相談や訪問依頼が増加しており,今回,感染症を繰り返し死亡した2事例を経験した.この間の訪問看護をまとめつつ,医療機関の行う呆け老人への訪問看護のあり方について考えてみたいと思う.
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