特集 ロボットリハビリテーション-最近の進歩-
慢性期脊髄再生治療との併用を見据えたrobot-assisted gait trainingの有効性と限界の検証
大川原 洋樹
1
,
澤田 智紀
1
,
菅井 桂子
1
,
尾崎 正大
1
,
辻 収彦
1
,
名越 慈人
1
,
中村 雅也
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
キーワード:
慢性期脊髄損傷(chronic spinal cord injury)
,
ロボット補助下歩行訓練(robot-assisted gait training;RAGT)
,
脊髄再生治療(spinal cord regeneration)
Keyword:
慢性期脊髄損傷(chronic spinal cord injury)
,
ロボット補助下歩行訓練(robot-assisted gait training;RAGT)
,
脊髄再生治療(spinal cord regeneration)
pp.508-513
発行日 2023年5月19日
Published Date 2023/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001402
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慢性期脊髄損傷患者を対象とした脊髄再生治療に併用する再生リハビリテーションの最適化に向けて,ロボット補助下歩行訓練の有効性と限界点を明らかにするために介入研究を実施した。60分/日×2~5日/週の介入を20回完了した20名の慢性期脊髄損傷患者において,歩行パフォーマンス・バランスに改善を認めたが,歩行自立度が低い症例ではその有効性は得られなかった。本知見を礎とした,併用治療戦略の構築が重要である。
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