特集 リハビリテーションとしてのストーマケア
ストーマリハビリテーションに不可欠な専門外来
徳永 恵子
1,2
1東京医科歯科大学医学部付属病院第2外科ストーマ外来
2日本スクイブ株式会社
pp.905-908
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920847
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はじめに
1981年5月より,東京医科歯科大学医学部付属病院では,第2外科外来でストーマ外来を実施し,術後経過観察とオストメイト(ストーマ保有者)のプライマリーな問題の相談に当たっている.当科で手術したオストメイト以外にも,特に局所管理上の問題について相談する専門的な外来として利用されてきている.最近,オストメイトのリハビリテーションを念頭においた手術とケアの重要性が認識され,その質の問題に関心が持たれるようになってきている.退院後のオストメイトの持つ,様々な問題に専門に対応する場は少なく,現実はオストメイト自身が問題を抱えたままリハビリテーションをそれなりにしているのではないだろうか.
ストーマ外来での経験から,オストメイトがどのような問題を持って相談に来所しているのか,そしてそれらの問題に対して,どのような援助をしているのか,特にストーマリハビリテーションにおける継続看護の必要性と看護婦の果たす役割について述べる.
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