CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・29
[付き添い1]—付き添い問題を通して看護の専門性を考える
宮沢 君子
,
看護ケア再検討グループ
pp.492-495
発行日 1984年5月1日
Published Date 1984/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920763
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日本の医療・看護の最近の大きな問題は‘付き添い看護’と‘差額病床’の2つであるといわれる.付き添い問題を考えるたびに,社会保険診療報酬支払い制度の‘基準看護’の規定と,日ごろの看護の現状との大きな矛盾に突き当たり悩んでしまうのである.これらに関し,少なからず興味や関心を示して‘何とかしたい’と思っている人も多いのではないか.今すぐここで解決の糸口が見つかるほど簡単な問題ではないが,いったい付き添い看護は患者にとって,看護婦にとってどんな意味を含んでいるのだろうか.制度と現状をできるだけありのままに見ながら,それを身近な問題としてとらえることができたらと思う.
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