学生の広場
予後不良患者への援助のあり方を考える—急性白血病患者心理の追究
栗田 妙子
1
1日本赤十字武蔵野女子短期大学看護科
pp.1161-1164
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919972
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はじめに
白血病は‘血液のがん’とも言われるが,今日では化学療法の普及により,早期の寛解導入と維持がなされ,延命効果の高いケースも見られるようになった.しかしやがては病状が進行し,ついには感染や出血によって死へ転ずることが多い.
今回私は,内科病棟において,急性白血病で入院後間もない43歳の男性F氏を受け持ち,特に患者と看護者のかかわりについて学ぶ機会を得たので,ここに報告する.
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