特集 婦長はいま……
いま,婦長に望むこと
戦術を立てられる“謎の人”に/良い婦長・悪い婦長・普通の婦長/思い出の婦長・うちの婦長/気力・体力・粘り強さの人/ともに悩みながらやりがいを見いだせる人に/医療運動をともに進める仲間として/言えなかったこと 言いたかったことのいくつかを/看護に専念できる職場づくりを/拝啓,婦長さま
紀伊國 献三
1
,
熊谷 義也
2
,
黒岩 卓夫
3
,
山本 善信
4
,
松沢 孝子
5
,
山本 良夫
6
,
関 文子
7
,
鈴木 文子
8
,
小川 圭子
1筑波大学・医学社会学
2慶応がんセンター・内視鏡室
3新潟県・大和医療福祉センター
4兵庫県立柏原病院
5平塚市民病院
6北病院
7国立がんセンター看護部
8平塚市民病院
pp.1377-1392
発行日 1982年12月1日
Published Date 1982/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919734
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婦長さんは大変ですね
‘歯に衣着せず'との編集者の強い希望ですので,若干オーバーに発言させていただきます.婦長さんのイメージは一言でいえば‘大変だな'というものです.多くの場合年功序列でなってしまった総婦長さんと,ボーナスをもらうとさっさと辞めてしまう(?)スタッフの間で,やはり患者のために何かしなければと焦っている姿が目に残ります.おそらくこれは日本のあらゆる中間管理者に共通する悩みかもしれません.その意味では日本の病院は婦長さんたちの献身(それだけではないのは当然ですが)に頼りすぎている気がします.
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