NURSES' VIEW
社会の窓口としての救急病棟
二戸 幸子
1
1代々木病院救急病棟
pp.1345
発行日 1982年12月1日
Published Date 1982/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919727
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昨年の6月私たちの病院(260床,1次,2次救急指定病院)に,救急病棟が開設されました.看護婦の人手不足,それにともなう夜勤の問題,院内の救急システムのあり方,救急患者に対応する技術の問題等,たくさんの問題をかかえ,難産の末,生まれた救急病棟でしたが,まずは地域住民の救急医療の要求にこたえることを最大の目標に活動を開始することになりました.
救急病棟は12床のベッドを確保しており,午後3時から翌朝9時までの間の入院患者を受け入れています.そして原則として48時間以内の収容とし,その後は各専門病棟あるいは外来へ振り分けるという形をとり,プライマリ・ケアの機能を果たしていくというねらいももっています.
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