学生の眼
胃癌末期患者の看護—死の受容へのプロセスを追って
山村 和子
1
1日本赤十字武蔵野女子短期大学
pp.673-679
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919264
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はじめに
癌はあらゆる病気の中で最も恐ろしいものの1っであり,原因はわからず,最後は死に至る例も多い.そして,その人生の避けられない死に対し,用意できている人は少ない.
今回,私は内科病棟実習において,胃癌(噴門部癌)と診断された78歳の1人の男性T氏に出会った.
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