特集1 看護婦が患者になってみえたこと
看護者の物差しだけで判断すまい
芳賀沼 俊子
1
1草加保健所
pp.40-43
発行日 1981年1月1日
Published Date 1981/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919136
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出産以外で入院したことのない私は,昨年7月に,変形性頸椎症で初めて2週間の入院生活を体験した.
臨床未経験のまま保健婦として保健所に就職した私は,以前から,ぜひ一度臨床看護に携わってみたいと考えていた.しかし,20年余り過ぎた現在までそれが実現されずにいたが,今回,患者という受け身の立場ではあるが,臨床看護の場面に接する機会にあい,病気による痛みはあったが入院に対する期待のようなものも抱いていた.
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