特集 健康なまちづくりに「環境」は欠かせない
【実践例2】保健婦として「すまい」に関わりつつ歩んだ経緯
水嶋 明子
1
1岡山県阿新地方振興局健康福祉部健康福祉課
pp.772-778
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902496
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介護保険制度が施行され,従来の福祉サービスが保険による“自らの意思”で“選択できる”サービスへと転換された。この“老後の生活を自分が選択できる”社会づくりを進めるには,生活の基本となる「すまい」が十分に配慮されたものとなっていることが必要である。
「すまい」が高齢者の自立,安全の保障,生活障害の予防などに深く関わっているということは,保健婦業務のなかで日々痛感されることである。しかしながら,地域保健活動の現状は,住環境への視点を意識したアプローチの必要性に気づきながらも「対人」サービスにとどまっているのではないかと感じている。
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