プロフィル
—大和八千子—手話のできる助産婦として活躍—「うまく訴えられず病気をがまんするろうあ者が多いんです」
吉
pp.657
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918985
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日本のろうあ者は二五万人。東京都内だけでも二万五千人いる。その人たちのための都認定の専門手話通訳者は三十人強。医療関係者で手話ができる人はほんのわずかしかいない。ろうあ者は外来でも、入院しても訴えが十分伝えられない苦しさを味わう。
手話を始めた動機は?「ろうあの方がある劇団で踊っていたのですが、聞こえないのになぜ踊れるのだろうと思って見ていたところ、彼らは手話を使って話し合っているんですね。その時初めて手話を知りました。その後看護学校で仲間に呼びかけて手話サークルを作ったんですが、あくまで興味で始めたんです」
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