マイ・オピニオン
卒後の体験学習で思う
桂 万里子
1
1社会保険下関厚生病院
pp.129
発行日 1980年2月1日
Published Date 1980/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918877
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私が看護学校を卒業し,臨床にでてから2年になる.学校では,基本的な看護を中心に学んだ.しかし臨床のナースとして働く時,頭の中で理解していても,初めての体験に対してはいつも不安ばかりである.
つい先ごろ,肺切後換気不全を起こした患者の看護を経験した時もそうだった.苦痛の緩和策として,去痰難の解除がカンファレンスであげられた.方法としてタッピングを行うことになったが,先輩ナースが行う時と私がする時の看護効果に,差のあることが分かった.
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