特集 開業医院のなかの看護
開業医院での体験から—潜在看護婦として思う
浅野 全子
pp.587-589
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918972
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はじめに
現在私は,専業主婦で育児戦争の真っ只中にあります.編集部よりこの度の原稿依頼を受けて,驚きと潜在看護婦としての一種の気後れの入り混じる複雑な心境になりました.しかし,全く職場から離れた立場で現役時代に経験したことを考えてみることも,私にとって有益なことと思い雑感を交えて述べてみたいと思います.
私は,新設された高校の衛生看護科第1期生として1968(昭和43)年に卒業後,進学コースの高等看護学院に学びました.初め国立病院の外科病棟で3年間勤務し,結婚のため退職した後,開業医院で4年足らず勤務しました.院長先生の進歩的なご配慮により,1年半ほど准看学生の院内教育に取り組む機会を与えられました.その後は,出産・育児のため退職し,現在に至っております.
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