特集 看護の現場を問い直す・2
看護らしい看護をするために—現状での問題点と新しい試み
下林 周子
1
1筑波大学病院
pp.1154-1157
発行日 1979年11月1日
Published Date 1979/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918811
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
看護婦が毎日病棟で行う業務は,指示によって左右されることが多いし,時間的に決められた処置,また様々な要求によって,看護婦の働きかけは一見,目的のある1つの行動というより,様様な要素の入りまじったばらばらな行動にみえる.
‘看護婦はもう少し看護らしい看護をするようにすべきではないか.日ごろ見ていると,配膳やらシーツ交換やらに追われている.そんなことは免許がなくてもできるはずだから,その一切を切り捨てても,看護に専念すべきではないか’ある医師の発言である.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.