特集 いま看護記録に問われるもの
新しい看護記録の試み(4)
山田 都市子
1
1佼成病院3階病棟
pp.1243-1245
発行日 1976年12月1日
Published Date 1976/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918034
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はじめに
チームナーシングが導入され,カーデックスにより看護計画が立てられて,看護が行われてはいるが,それが記録につながっていない.果たしてこれでよいのか考えさせられた.また,3年前,佼成病院(以下,当院と略す)の卒後教育の一環として取り組んだ脳卒中患者の1症例をまとめるにあたり,入院以来の経過を,記録を通して追ってみたが,看護ケアの記載が非常に少なく,具体性に欠けているのに気づかされ,検討の必要を感じた.
昨年1月,当院の看護教育委員会(以下,看教委と略す)で検討した結果,昭和51年度を目標として‘看護記録について’をテーマに取り上げ,記録様式,用語の統一,内容の検討を進めてきた.このうち,様式・用語については別に記録研究会をつくり,検討を進めている.
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