特集 看護は薬とどうかかわるか
患者中心に薬を考える
朝比奈 嫩葉
1
1聖路加国際病院婦人科病棟
pp.1271-1274
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918560
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看護婦は処方はしないが,実際の与薬はそのほとんどを行っている.現在使われている薬の数は非常にたくさんあり,その作用も強力で,少しの誤りが危険をもたらすものも多い.したがって薬が正確に与えられ,その本来もつ目的が果たされるためには,多くの注意と知識が必要となっている.それとともに,治療は薬がすべてではないので,看護婦は,薬が処方されているからと安心せずに,患者をよく観察して,薬の効果についても総合的に考えることが大切である.
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