研究と報告
ライトプラストによる整形外科疾患患者の固定法の一考察
伊藤 理恵子
1
,
森口 洋子
1
1東京慈恵会医科大学付属病院整形外科病棟
pp.403-406
発行日 1978年4月1日
Published Date 1978/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918370
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‘ギプス無きところに整形外科なし’とシャンツが極言したほど,整形外科においては病巣部の安静,固定,変形の矯正を行うために,ギプス包帯法が多くの場合最も優秀な方法であるとされてきた.そのかたわら多年にわたり,患者にとってより快適なギプス包帯法の開発・研究が進められ,その結果,整形外科疾患患者の各種固定法が開発されてきた.
ここにライトプラストを使用して行う固定法を中心に,その使用材料,実施方法について,ギプス包帯の不快感を緩和する目的のために比較調査した結果を報告するとともに,今後の整形外科疾患患者の看護に関して若干の考察を行った.
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