特集 管理から看護へ
たとえ要領が悪いと言われても
宮崎 幸子
1
1国立相模原病院内科病棟
pp.33-36
発行日 1977年1月1日
Published Date 1977/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918056
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医学の進歩とともに診断・治療も高度なものとなり,それに伴っていろいろな医療器具・器械も導入され,患者が器械類と相対する場面が多くなっている.そうした中で看護はどのような位置を占めているのであろうか.
モニターとかテレビはまだ特殊な場合であって,まだまだ直接患者と接しなければならない場面が多いのだが,診断・治療・処置の介助に要する時間が非常に多くなり,その割合に看護人員は増えず,したがっで忙しく,1日の仕事をいかにして要領よく時間内に終わらせるかということに努力する結果,患者に対して機械的になっていはしないであろうか.
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