ベッドサイドの看護
体位工夫による重症心身障害児の流延量軽減の試み
太田 幸子
1
1国立帯広療養所第8病棟
pp.805-807
発行日 1975年8月1日
Published Date 1975/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917308
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重症心身障害児の多くは,嚥下運動筋群の共調運動の失調があるため,嚥下,そしゃく,吸引などの食事摂取動作が緩慢であり,そのため流延も多く,強度な臭気および褥瘡の誘因となり,重心病棟における大きな問題の1つとなっている.どの施設でも深い関心がもたれ,多くの研究が行われているが,知能および各々の運動機能障害が重度であり,流涎も多く,看護面において問題の多い患者の流涎量の軽減について私たちの研究を報告します.
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